Newans

Vol.05

前田 有紀

フラワーアーティスト

何が好きで、何が心地いいのか
まずは自分を見つめること。

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Mirai Matsuda

働き方はもちろん、ライフスタイルにも
変化が求められているいま。
これからの時代を生きていく上で
必要な新しい答え“New Answer”を様々な分野の
第一線で活躍する女性12名に問う
#Newansのインタビュー連載。

アナウンサーからフラワーアーティストへと
大きな転身を遂げ、
そしてもうすぐ
二児の母になろうとしている前田有紀さん。
華麗にキャリアを重ねながらも、
家族との暮らしを大切に、
やわらかく紡ぐ彼女の“New Answer”を伺いました。

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Profile

前田 有紀さん @yukimaeda0117

職業フラワーアーティスト

アナウンサーとして10年間テレビ局に勤務した後、2013年イギリスに単身留学。コッツウォルズ・グロセスター州の古城で見習いガーデナーとして働く。帰国後、東京都内のフラワーショップで3年の修業を積み、2018年秋に自身のフラワーブランドguiを立ち上げる。「人の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい」という思いからイベントやウェディングの装花や作品制作など、様々な空間での花のあり方を提案。今年第二子出産予定。二児の母となる。

01

仕事着に求めるもの

仕事着に求めるもの

――普段、お仕事のときはどんな基準でお洋服を選んでいるのでしょう? 「お花の仕事をしていると、どうしても服が汚れるので洗えることは大前提です。よく穴があいたりもするので、すぐに傷んでしまうような柔らかい素材のものは着れないんですよね。なので#Newansのこのシャツは仕事着にもいいなと思いました。シャツというと、アイロンをかけてしっかり着なくてはいけないようなイメージがあったのですが、このシャツは着心地がいいのにハリがあってしっかりしています。妊娠してから着られなくなった服がけっこうあるのですが、これは違和感なくすんなり着られました。シャツを着るとき特有の緊張感もなく、リラックスして着ることができて撮影中も心地よかったです」

――そんなふうに言っていただけると、つくっている側としてはとても嬉しいです。ほかにお仕事着に求めるものというとどんなことがありますか? 「毎日洗っているとクタクタになってきちゃうので、とにかく長く着られるものがいいですね(笑)。あと、お花って季節のあるものなので、私もスタッフも季節感はとても意識しています。春先になると薄手のコートを真っ先に着てみたり、お花の仕事をしてからより四季に敏感になって、季節で装いを選ぶようになりました」

――素敵ですね!#Newansでももっと季節に寄り添ってリリースを組み立てられないかとも考えています。 「素敵です。お花と通じるものがありますね。お洋服が見た目だけの話になってしまうと、テイストが違うだけで私宛に発信されていないなって思ってしまうけど、#Newansにはコンセプトがあって、その上にお洋服がある。そこに私はとてもわくわくしていて、早く袖を通してみたいと思っていました。ものづくりの考え方に共感して、そこからお洋服を選んでいくというのは理想的なスタイル。サスティナブルだなと思います」

――前田さんのような女性に選ばれるブランドになれたらいいなと思っています。 「私自身、アナウンサー時代は有名なブランドのお洋服を着ることが多かったのですが、当時は個性や自分らしさよりも、人から見ておかしくないかとか、どう見えているか、人から見て違和感がないかということに気を遣って服を選んでいたような気がします。けど、仕事が変わって、ライフスタイルが変わって、いまは人からどう見えるかよりも、自分がどうありたいかとか、自分をどう表現したいかということを考えるようになりました。自分に合っているとか、自分が選んだということがすごい大事になってきている気がします。お洋服ってどんどんパーソナルなものになっていると思うんですよね。なので、#Newansのコンセプトにはすごく共感しています。個人ひとり一人の生き方が以前よりも大事にされる時代になったいま、#Newansはそんな中で自分に合ったものがみつけられるブランドなのかなと思いました」

02

サスティナブルであること

サスティナブルであること

――共感していただけてとても嬉しいです。ちなみに、前田さんが普段の生活の中でサスティナブルを意識するのはどんなときでしょう? 「お花の仕事を通して、地球というと大げさかもしれないんですけど、日本の環境や気候について考える機会が増えました。この仕事をしていると、環境の変化を肌で感じるんですよね。台風や豪雨などでビニールハウスが被害に遭うと、数ヶ月後の出荷にまで影響があったり、温暖化で四季のお花が市場に出回る時期が変わったり。テレビ局で働いていた頃、地球環境についてニュースで読んだり、取り扱ったりしたこともありましたが、そのときより自分ごととして感じるようになりました」

――自分ごとにすること、大事ですよね。 「極端な気候の変化でこれまであったものが失われてしまうのは残念なことだし、すごく心配です。大きな災害はもちろん、些細なことでも農家さんへの影響は直接やってくるんですよね。今回のコロナウィルス問題のことも、地球環境の問題とは違うのかもしれないけど、農家さんへの影響は計り知れません。春って、本来なら綺麗なお花がたくさん咲いて、季節柄イベントも多くて、お花の需要がたくさんある時期なんです。けど、イベントがほとんど中止になって、お花の需要も減ってしまって。春のイベントに向け、冬のあいだも頑張って、暖房などの光熱費をかけて準備してきた農家さんたちが大変な苦しい思いをするっていう状況を目の当たりにして……。微力でも自分にできることをしていけたらと思っています」

03

まず、いまの自分にできることをする

まず、いまの自分にできることをする

――たとえば、それはどんなことでしょう? 「お花の需要を安定的なものにすることができたらと考えて、農家さんからお花を買い取り、オンラインでお花を届ける活動をこの自粛期間もずっとやってきました。お花に対する意識を高めて、お花のある暮らしを楽しむ人が増えれば、今回のコロナウィルスのようなことが起きても、農家さんたちへの負担は軽減されると思うんです」

――実際、反応はどうでしたか? 「ステイホーム期間、家にお花飾りたいという人がとても増えて、オンラインの需要は増えました。コロナで大変なこともあったけど、お花へ意識が向いた方が増えたのは嬉しかったですね。これが一時的なことではなく、もっと未来につづけばいいなと思っています。お花のある暮らしが当たり前になって、今度は街のお花屋さんに買いに行ってみようとか、その行動が未来につながっていくように、きっかけづくりをしていけたらなと思っています」

04

シンプルに考えたら答えは見えてくる

シンプルに考えたら答えは見えてくる

――前田さん自身、コロナウィルス問題の影響はどうでしたか? 「住まいが鎌倉にあって、コロナ以前は週の半分ぐらいは都内にあるアトリエに行って仕事をして、そしてまた帰って来るという、鎌倉と東京を往復する慌ただしい生活を送っていたのですが、コロナの影響で、東京での仕事はほぼキャンセルになり、まずその往復がなくなりました。妊娠していることもあって、ステイホームしていることが大事になったのと同時に、息子の保育園も休園になって、自宅で保育をすることになったんです。主人は東京に勤めているのですが、その仕事もテレワークになったので、今までめまぐるしく移動して、いろんな人に会っていた生活から一変。家族3人だけの生活がスタートして、かれこれもう3か月以上が経ちますね」

――一変した生活を経て、何か気持ちに変化はありましたか? 「みなさんもそうだと思うんですけど、最初はすごい不安で。仕事もあるなか、家で子どもをみながらちゃんとやっていけるのかなって。けど、結果的に考え方がシンプルになって、とてもよかったと思っています。私たちが鎌倉に引っ越したのは、自然の中で暮らしたいというのがあったからなんですけど、慌ただしく生活しているうちにそのことがいつのまにか意識から遠のいていたなと。いろんなところに行ったり、たくさんの人に会ったりできなくても、鎌倉の自然の中で暮らせていたら、そして家族が元気でいられたら、それだけで十分幸せなんだなってことに気づかされ、よりシンプルな暮らしを大事にしたいなと思うようになりました」

――とはいえ、育児をしながら、仕事もして、家事もして、しかも妊娠中となると、大変ですよね。 「お腹にばかり気をまわしてもいられなくて、3歳半の息子のわんぱくぶりに翻弄されています(笑)。お腹が大きくなるにつれて私は早く動いたり、走って追いかけたりすることができなくなってくるし、今ごはんを食べて欲しいのに、全然食べてくれないとか、思い通りにいかないなってことは増えたんですけど、なんだろう、慌ただしく移動して忙しくしていた以前の暮らしから、家で仕事をしながら生活を紡いでいくという暮らしに変わって、思い通りにいかないことも、それをそれとして、受け止められるようになった気はします。少し前まで、忙しいと、やっぱりカリカリしてたんですけど、食べたくないならじゃあ後でね、と、以前よりおおらかになれたような気がしています」

05

自分を後回しにしない生き方

自分を後回しにしない生き方

――アナウンサーからフラワーアーティストに転身後、母になり、そして今回のコロナウィルスの一件を経たいま、新しい答えがあったら教えてください。 「すごいわがままな答えみたいな気もするんですけど、自分自身を大事にするっていうことが、これから生きてく上で大事だなって思います。やっぱり前職のときは特に、大きな会社の中にいたので、自分自身の思いや考えよりも、会社から求められていることをしようとか、期待に応えようとか、社会の中で生きていくなかで、自分自身を大事にすることよりも、もっと大事なことがあるような気がして、社会生活をしていたんですけど、転職を経て、いま自分が好きなお花の仕事をして、さらに今回コロナウィルスがあって、考え方がよりシンプルになったせいか、その思いは強くなりました」

――ステイホーム期間、その答えが裏づけられたということですね。 「起業して自分の好きなことをしてきたつもりでしたが、やはりどこかでいろんな人の期待に応えようとして、自分自身が後回しになる瞬間があったなってことをこの期間にすごく思ったんですよね。自分の心が豊かで居られる時間って、忙しいと見殺しになっちゃうけど、家族みんなが健やかに生きていくためにも、お花の仕事を長くサスティナブルにつづけていくためにも、自分自身をどうしていきたいかという思いを大事にしていくことが、未来につなげていくために一番大事だなって。ちょっとわがままな言い方に聞こえるかもしれないんですけど、その上で、家族があり、暮らしがあり、仕事があるという状態が理想的だなあと。まずは自分が、何が好きで、何が心地いいのかってことをしっかり見つめて、それを行動にしていくってことが、これからの時代に大事なことなんじゃないかなって思います」

(ライター:堀川 静)

着用アイテム

Skipper Neck Dress

スキッパーネックドレス

¥19,800(税込) 詳細

肩線、袖口、そして背中のヨーク下からたっぷりと入れたギャザーが華やか。たくさんギャザーが入っていますが、肩回りや首周りはすっきり仕上げているため、シルエットが大きく見えすぎません。大きく折り返した裾も程よい重さで、デザインに締まりと落ち着きをもたらせます。

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