Newans

Vol.06

花盛友里

フォトグラファー

自分の頭で考えて選んだ服を着る。
自分らしい自分を好きになる。

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働き方はもちろん、ライフスタイルにも
変化が求められているいま。
これからの時代を生きていく上で
必要な新しい答え“New Answer”を様々な分野の
第一線で活躍する女性12名に問う
#Newansのインタビュー連載。

6回目のゲストは、フォトグラファーとして、
2児のママとして忙しい毎日を送る花盛友里さん。
“自分らしさ”を追求し、女子のためのヌードを
撮り続ける花盛さんが考える、
これからの女性のあり方、
これからの時代の生き方に迫ります。

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Profile

花盛友里さん @yurihanamori

職業フォトグラファー

1983年、大阪府生まれ。中学時代から写真を撮り始め、2009年よりフリーランスフォトグラファーとして活動開始。雑誌や広告でポートレートを中心に手掛けている。2014年には、初の写真集『寝起き女子』(宝島社)を刊行。さらに女子のためのヌード写真集『脱いでみた。』、男子の朝をテーマにした『寝起き男子』(共にワニブックス)を発売。今年6月には、『脱いでみた。2』(ワニブックス)をリリースしたばかり。今、もっとも注目を集める写真家のひとり。

01

この白シャツ、なんか“お得”

この白シャツ、なんか“お得”

――普段は、女性を撮影する側の花盛さんですが、今回は被写体として#Newansの白シャツを着ていただきました。実際に袖を通してみて、いかがでしたか? 「すごく肌触りが気持ちいい生地でした。なめらかで、さらっとしてて……」
「あと、襟が抜けて、背中のうなじの部分が開いているのがいいですね。大胆に背中を見せるんじゃなくて、程よく見せられるのがお得な感じがしました(笑)。開きすぎているとちょっと緊張しちゃうけど、これなら女性の綺麗な部分だけを見せられるから、すごくお得(笑)」

――白シャツならではの清潔感があって、しかも女っぽさも感じる一枚だと思います。 「この袖のぽわっとした感じも好きです。動きやすいし」

――お袖のギャザー、可愛いですよね。背中や鎖骨下のギャザーもボリュームたっぷりのふんわりしたシルエットなので、花盛さんの優しい顔立ちにすごく似合っていると思います。普段から白シャツはよく着るんですか? 「白シャツはたくさん持っていて、日常着ですね。子どもと遊ぶときは、汚れを気にしてなかなか着られないけど、仕事のときはよく着ていますね」

02

今、欲しいのは思いが詰まった服

サスティナブルであること

――#Newansのシャツは洗いざらしのシワも可愛く見えるように考えられていて、しかも白だから漂白もできるので、お子さんと遊ぶときも是非来ていただきたいです!お子さんが生まれる前と後で、ファッションの楽しみ方は変わりましたか? 「子どもが生まれて変化したわけではないですが、20代のときは流行の服を安い価格で買ってました。そのシーズン着たら、もういらん!って捨てることもあったけど、今はそういうことはしないですね。高くても買うし、来年もまた着られる服を選ぶようになりました。ずっと好きかなあ、ずっと着られるかなあと、買う時に考えるようになりましたね。」

――トレンドはもう追わなくなったと。 「むしろ、トレンドに寄り過ぎてるなって思ったら買わなくなりました。可愛いし、今、流行ってるけど、ちょっと奇抜すぎて来年着なさそうだなって思ったら我慢するようになりました」

――長く着られる服というお話もありましたが、サスティナビリティも意識していますか? #Newansは製造過程や流通後も、破棄しないことをモットーにしていて、資源を無駄にしないものづくりを心掛けているのですが。 「服は本当に捨てなくなりましたね。いい服を買って、着なくなったら誰かにあげたり、フリマで売ったり。質がいい服はずっとくたらないから、長く世に回っていくというか。あと、熱い思いがある人が作っている服を選んでいるかもしれません」

――洋服の背景を意識するようになったということですか? 「トレンドだけを考えて作っているんじゃなくて、何か思いがあって作っているとか、作っている人自体が好きで買うとか。そういうことが多くなりました。作っている人が好きやから、そのブランドが好きになるというか。買い物に行く時間もあまりないので、最近は好きなブランドを集中して買っている感じです」

03

「こうあるべき」がない時代に

まず、いまの自分にできることをする

――以前、女性は、専業主婦かキャリアOLの2択だったと思うのですが、今は女性の生き方も実に多様になってきました。普段の生活のなかで多様性を意識することはありますか? 「それはすごく感じています。とくに東京にいるからかもしれませんが、私の子どもの保育園では、いわゆる今まで考えられていたような“普通”のお母さんはほとんど見ないですね。みんな、私みたいに自由な感じです(笑)。パパもスーツの人はほぼ見ません。今は、これが当たり前って思われているような服は、もう違うんかなって。OLさんはこうあるべき、ママはこうあるべき、みたいなことはどんどんなくなっていく気がします。みんな気持ちも若いし」

――#Newansでは、多様性の時代の中で、そのひとりひとりの毎日に寄り添いたいという気持ちでものづくりを進めているのですが、今後期待するアイテムがあったら教えてください。 「何があったらいいんやろう……。ひとりひとりに合うデニムがあったらいいなあって思いますけど、難しいですよね? オーダーメイドになるだろうし」

――いいですね! 何パターンかのシルエットと、その人のライフスタイルを組み合わせた提案はできると思います。 「デニムがすごく好きなので、それができたらめっちゃいいですね。自分に合うデニムって、みんな一生探し続けてると思うんですよ。モデルさんが着ているのを見て、綺麗なシルエットやなーって思っても、実際に着てみたら自分には合わないことがよくあるじゃないですか。奇跡の一本に出会えるブランドがあったらいいですよね。そこに行けば、どれかは必ず自分に似合うような」

04

今の状況が生んだ新しい選択肢

シンプルに考えたら答えは見えてくる

――#Newansは、コロナウイルスの問題が起こる以前から進めていたプロジェクトなのですが、今回のコロナウイルスの問題が生まれて、より#Newansが目指している服のあり方が求められているような気がしています。花盛さんは、コロナウイルスによって何か変化はありましたか? 「なんか、家でできることっていっぱいあんねやなって思いました。コロナで1か月まったく撮影がなくなったんですけど、家で撮ってほしいっていう案件も少し増えたんですよ。今までは必ずスタジオに出向いて撮影していたけど、商品を自宅に送ってもらって撮影することが出てきたのは面白い変化でした。必要なものはスタジオで撮る、必要のないものは自宅で撮るっていう、選択肢が広がった気がします」

――なるほど。ワークスタイルが変わってきたと。 「そうですね。打ち合わせはもう全部ZOOMになりました。今までは打ち合わせに行くのが本当に大変で。準備する時間も移動する時間も必要ないし、1時間かけて話していたことが15分で終わるときもあるし、何件もパッパッパッとスケジュールに入れられるし……もう最高です。自粛後も、基本的に打ち合わせはすべてZOOMにしてもらってます」

――プライベートでの変化はありましたか? 「友達とZOOM飲み会をするようになりました。今までは子どもがいるので飲みには行けなかったけど、今では金曜の晩は必ず飲み会をしています(笑)。コロナの前よりも、友達と喋れるようになりました」

――その時はどんな服を着ているんですか? 「そのまま寝られるように、いつもパジャマとメガネです(笑)。完全にオフですね。その分、実際に会うときは、今まで以上にちゃんとするようになりました。そういう時はすごく楽しい。着る服を悩んで、きちんとメイクして出かけるってこんなに楽しかったんだなって」

――外出がファッション心を刺激しているんですね。価値観の変化とかはありますか? 「価値観というか、今回のコロナで保育園への感謝の気持ちがより大きくなりました。撮影は全部なくなったけど、写真集の発売を控えていたので、自粛期間中に制作していたんですよ。でも、子どもがいるとメール1本返すのも大変で。私はご飯を作るのも苦手なので、保育園できちんと栄養を取って帰ってきてくれるのがすごく助かってるんです。だから、全部やらなきゃいけないとなると、どうしてもイライラしたり、ストレスが溜まったりして。保育園が再開して、やっと自分に戻れた気がします。24時間お母さんでいるのは、私にはちょっと無理かなあ」

05

私のままで、私を好きになる

自分を後回しにしない生き方

――お話を聞いていると、お仕事もすごく大切にされていると思うのですが、今後、社会がだんだん変化していくにあたって何を一番大事にしていきたいですか? 「私は母親でもあるけど、自分も大切にしたいっていう気持ちが強いかもしれません。仕事をすることがすごく好きやし、カメラマンでいる自分がすごく好きやから、そこは削りたくはないし、働いている姿を息子たちにこれからも見せていきたいですね。息子たちも、仕事っていうのはすごく楽しいものなんだなって、今も感じてくれていると思います。お母さんになって、自分じゃなくなる、そうしないとあかんって思っている人って、すごくいっぱいいると思うんですけど、そうじゃないよなあって。仕事で自分に戻る時間はすごく大事だと思います」

――その気持ちはどうやって切り替えてるんですか? 「やっぱり子どもたちと一緒にいるときはお母さんです。でも、仕事に行ったらすぐに切り替えられますね。うまくできへんのんちゃうかなあって思ってたけど、私は仕事に行くことですぐに自分に戻れるんですよ。その時間が本当に大事やなあって、コロナがあって余計に思うようになりました」

――お母さんでもあるけど、自分であることも大切だということですよね。社会的にも、その傾向が高まっている気がします。 「あと、自分を好きになるっていうことも。トレンドだからその服を好きになるんじゃなくて、自分で考えて選んだ服を着る自分が好きっていう。何でもかんでも着るんじゃなくて、ちゃんと考えて着る人が増えていると思うし、雑誌でもそういう企画が増えている気がします」

――“私らしくある”ということが、花盛さんにとってのニューアンサーなのかもしれませんね。 「私は女子のためのヌードをずっと撮っていて、自分らしくいよう、あなたのままのあなたを愛そう、大切にしようっていうことをずっと発信してるんですね。だから、私のことを見てくれている人は、そこに共感してくれている人が多いと思います。そうやって生きていきたいという人が集まっているし、これからもその気持ちを大切にしていこうと思っています」

(ライター:藤原 綾)

着用アイテム

Kaftan collar shirts

カフタンカラーシャツ

¥11,000 (税込) 詳細

カフタンデザインの襟が玄人感あるシャツです。前身ごろの肩下と後ろ身頃ヨーク下からたっぷりと入れたギャザーがポイントで、肩回りはすっきりと、鎖骨下からたっぷりとしたデザインは、華奢見え効果抜群です。

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