今、オトナに必要なのは
「誰かのために着るのではなく、
自分のために着る」こと。

人に気付いてもらえる派手さではなく、
ショーウィンドウに映った
自分を見たときに気分が上がる
そんな少しのトレンド要素。

福田 麻琴

1998年に文化服装学院を卒業後、アパレル会社勤務を経てスタイリスト森美幸氏に師事。2003年に独立。女性誌を中心に広告、CM、カタログ、タレントのスタイリストとして活動中の2009年にフランスへ留学。帰国後もスタイリストとして活動を続けながら、パリと東京を行き来している。

「ちょ美っと」アイテムって?

トレンドを思いっきり取り入れると自分のスタイルではなくなるし、自分のスタイルを守りすぎると“いつも同じ格好をしている”と思われてしまう。
オトナが取り入れるべきトレンドは、今っぽさはありつつ、自分の持っている服にも合うことが大切。結果、オトナのトレンドってちょっとでいいんです。今回のコラボでは自分らしさを保つ定番アイテムに、少しのトレンド要素と大人がきれいに着られるシルエットを合わせた「ちょ美っと」デザインを提案しました。

今、世の中的に関心を集めている「環境問題・オーガニック」への取り組み。私自身も興味はあったものの、ライフスタイルにおける様々な優先順位の中で、「服」に対する環境意識を上げることって難しくて・・・。
だからこそ今回コラボのお話があったときに、せっかくなら環境に配慮したアイテムにしたいなと思いました。
カットソーはオーガニックコットンを使用し、商品1枚につきオーガニックコットン農家支援などに1円が寄付される仕組みに。パンツには、素材の一部にリサイクルポリエステルを使用しました。any FAMとのコラボだからこそ実現できた高品質・高コスパでエシカルなアイテムです。

オトナになると出てくる、カジュアルなものに対する苦手意識。
カジュアルなアイテムを大人っぽく着るコツは
色数をしぼる」「色をそろえる」ことです。
持っていると便利なのに、上下で合わせたいときに同色で着こなすのが意外と難しいボーダーやネイビー。
そこで今回のコラボでは
上下同色でセットアップのように着られる3色と、絶対に合う2色のコーディネートを用意しました。

無難に見せないボーダー+定番パンツの組み合わせ。コラボボーダーはオーバーサイズで今っぽさもあり、絶妙なAラインだから気になるところを隠すと同時に着ぶくれ知らず。強弱をつけたシルエットと、あえて上下をネイビーにそろえることで、トレンドと品が同時に手に入る。

白のようにクリーンすぎず、ブラウンや生成りのようにほっこりしない色、ベージュ。クリームがかったベージュにすることで洗練され、どんな色とも相性よし。靴まで色のトーンをそろえるだけで、1トーン上級者。モノトーンに飽きてきたら、ベージュという選択も。

オーバーサイズなのにINしてももたつかないコラボボーダー。福田さんのこだわりポイントのひとつで、着ぶくれしないサイズ感とサイドのスリットのおかげ。カジュアルなイメージのボーダーも、上下ブラックで統一すればシックな印象に。

トレンドのカラーパンツは、せっかく買っても着こなしがワンパターンになってしまうことも。でもセージグリーンならベージュのように使える万能カラーだから、白や黒など定番色とも相性抜群で着回し力も高い!トップスはバナナスリーブになっていて、“ただの白T”で終わらせないのが福田麻琴流ベーシックの取り入れ方。

チャレンジしたいけど、苦手意識が先行してしまうカラーパンツ。渋みのあるオレンジカラーなら赤やピンクのような派手さがない分取り入れやすく、着こなしに新鮮さをもたらしてくれる。黒のコラボトップスと合わせれば、即大人のきれい色スタイルに。

コラボアイテム「黒ボーダー」を着回し

コラボアイテム「黒ボーダー」を着回し

コラボのボーダートップスは、トレンドのジレとも相性よし。オーバーサイズながらも、レイヤードすることも想定されたサイズ感は、足し算スタイルもバランス良く着こなせる。ニットを重ねて裾をチラ見せしたり、首もとにスカーフを巻いたり、アレンジは自在。

コラボアイテム「ベージュボーダー」を着回し

コラボアイテム「ベージュボーダー」を着回し

ロング同士のゆるっとしたシルエットも、コラボボーダーならお手のもの。着ぶくれしないギリギリのサイズ感とサイドのスリットで重く見えない。スリットからのぞくプリーツが動くたびにしなやかに揺れて印象的に。足元はパンプスにすることで、ボーダーのカジュアルさを払拭して。

コラボアイテム「セージグリーンパンツ」を着回し

コラボアイテム「セージグリーンパンツ」を着回し

ベージュの役割を担うセージグリーンは、ブラウンとも好相性。いつものブラウンを引き立ててくれるから手持ち服が新鮮に見えてくる。ソックス×パンプスの組み合わせで、パンツのスリットから見える足元のオシャレも抜かりなく。

日々変化していく女性のライフスタイルを考えたときに、
ベーシックなアイテムこそ更新が必要だと思いました。
定番ボーダーを今年らしく着るには?
本当に使いやすいセンタープレスパンツって?
例えば、古い校則を見直すように、新しい「定番」を考えてみました。
レングスや細部のディティールにもこだわって完成した美シルエットに、
オトナのカジュアルバランスを意識したちょっとのトレンド要素をプラス。
そうして「ちょ美っと」シリーズが出来上がりました。

「デコルテは綺麗に見せつつ、インナーは見えないようにしたい」と襟ぐりにこだわったのもコラボトップスのポイントのひとつ。適度な開きがINに着たボウタイブラウスをきれいにみせてくれる。1枚で着て着映えるのはもちろんのこと、レイヤードで印象も変えられるから着回し無限大。

  • バナナスリーブで立体的なシルエット
  • 前後差のあるレングス感
    サイドにスリット入り
  • 股もお尻も隠れるロングレングス

  • デコルテを綺麗に見せる襟ぐり
  • インナーを選ばない適度な厚み

  • オーバーサイズながらも
    レイヤードに困らない程よいサイズ感

王道の黒のセンタープレスパンツは、オンオフ問わない素材・シルエットでコスパ良く選びたい。裾のスリットのおかげでパンプスはもちろん、スニーカーやブーツとも相性が良いから、シーンを選ばず色々なコーディネートで活躍する最強の一本。秋はブーツ合わせでマニッシュな着こなしに挑戦。

  • 前ポケットを
    無くしてすっきりとしたシルエット
  • 後ろポケットは
    スマホが入る計算された深さ

  • 裾のスリットが足の甲も綺麗に見せるからフラットシューズとも相性抜群
  • しっかり入ったセンタープレスで
    きれい見え
  • ラクにはける高いストレッチ性

  • ベルトループ付きでベルト着用可だから
    オンスタイルにもバッチリ◎

styling : Makoto Fukuda
photo : Shohei Numao
hair&make up : Cocoro Yusa(PEACE MONKEY)
model : Maomi Yuki
design:Tomohiro Muraoka (UTAR inc.)

しあわせな明日のための服。
忙しく過ぎていく、ありふれた日々。
「明日、この服、着てみよう」
そんな風に想像してみるだけで、
あたりまえだった1日が、
少しだけ特別なものに思えてくる。
any time , any wear , any fam.any FAMは
これからもずっと、
着る人の「しあわせのきっかけ」を
つくり続けます。