小さな世界に広がる、雄大な景色。 新作財布「コルネット」の魅力

「コルネット」とは、角笛のこと。
例えば広い草原で、牧童たちが角笛を吹いて羊や山羊を集める様子。
おおらかな自然と人との営みの風景を込めたのが、この「コルネット」シリーズです。



いちばんのポイントは、フラップにあしらわれた手縫いかがりのあしらいです。革紐ではなく、手縫い用のロウ引き糸を使用することで繊細な表情に。
また、糸は２本取りに見えていますが、実は一周かがり縫いをしてから、さらにもう一周縫う、という手間のかかる行程で作られています。
こうすることで針目の美しく整った仕上がりとなり、大人の持ち物にふさわしい品格を備えています。


「チャ」は、異なる2色の糸を用い、少し遊び心のあるデザインに。


「ワイン」は、革の色となじむ1色の糸で仕上げ、すっきりと大人っぽい雰囲気に。

のどかでおおらか。手仕事の余韻が、どこかフォークロアな雰囲気も感じさせる「コルネット」ですが、全体はすっきりと垢抜けた印象に、そして何よりも機能性を大切にしています。

通常、お財布はポケットやマチをつけるほど便利さが増しますが、一方で厚く、もったりとしたフォルムになってしまいます。しかしコルネットでは、革の強度を保ちながら極限まで張り合わせ部分を薄く仕上げ、収まりの良いボリューム感を実現。また、糸の始末やコバの仕上げなど細部にもとことん気を配ることで、手仕事の温かさや懐かしさをまといつつも、モダンですっきりとしたデザインに仕上げました。

コルネットは3型の小物をご用意しています。
ほどよいコンパクトさが特長の２つ折り財布は、お客様からのご要望が多いボックスタイプの小銭入れをつけました。



外側に大きく開き、中身が一目瞭然なので、レジでの小銭の出し入れがスムーズ。かぶせの内側に“ベロ”をつけることで、使い込み革が柔らかくなっても小銭がこぼれにくい工夫を施しました。
カードポケットは8つ。札入れは仕切りつきで、レシート整理や予算管理などにも便利です。

見た目はころんと丸い、手のひらサイズ。こちらは、がばっと大きく開くことができ、中までしっかり見渡せるジャバラ仕様です。収納スペースが３つに仕切られているので、お好みに合わせ自由度高くお使いいただけます。



真ん中の小銭入れの内側には、取り外し可能なキーチェーンをつけました。その両サイド室にはカードを複数枚まとめて入れられます。ホック付きのフラップのすぐ下の部屋には2つ折りにしたお札も少量であればジャストサイズで収納いただけます。

内装は3型とも共通してカーフを使用。ワインの内装にはグレージュの革を用い、コントラストを楽しめるように、チャの内装にはブラウンを用い、革らしい一体感を楽しめるようにしました。

内側にカードや小銭が入れられるパスケースは、まさにパスケースとお財布のいいとこ取り。



パスケース部分は窓を大きくし、シルバーパスの日付もしっかり見えるようにお作りしました。バッグの持ち手に付けやすいストラップは、取り外し可能。お手元でお使いの場合は外していただけるので、好みやシーンに合わせてお選びください。

かぶせの付いたポケットは、小銭や数枚のカードが入ります。クレジットカードだけでなく、図書館の貸し出しカードや習いごとの会員証、病院の診察券など、「ちょっとそこまで」の外出にもぴったりです。

使用している素材は、gentenの定番シリーズ「ゴートベーシック」でも使用されているゴート（山羊革）。ゴートは、バッグだけでなく、お財布にぴったりの個性をあわせ持っています。

薄く、繊維質が緻密で弾力のある銀面（革表面）は、優れた強度。摩擦に強く、傷になりにくいのです。出し入れのたび、触れる機会の多いお財布やパスケース。ちょっとした爪のひっかけ傷も目立ちにくいうえ、雨染みにも強いので、気兼ねなく日常的にお使いいただけます。

使い続けるほどに透明感が増し、しっとりとした手触りに。暮らしと共に育まれる変化も、「コルネット」の醍醐味です。



お出かけをもっと身軽に、もっとわたしらしく。
新しいお財布とパスケース「コルネット」が、みなさまの軽やかな気持ちを後押しできますように。

■コルネットのお手入れについて■

ゴート（山羊革）は比較的摩擦に強く、多少の汚れは乾いたタオルなどでサッと拭くだけでキズやシミが付きにくいのが特徴です。本革を初めて手にする方やお手入れの時間がなかなかとれない忙しい方にもおすすめのシリーズです。
乾燥が気になるときはgentenのデリケートクリームやコンディショニングクリームをお使いいただけます。

コルネットシリーズは店舗、オンラインショップともに販売中です。