時代の流れとともに、大人のおしゃれへの意識はぐんと自由で軽やかに。
そのマインドが、セレモニーシーンにも広がりをみせる今。
「自由区」では、確かな品を備えながらフォーマル度に合わせて自分らしく遊ぶ、6つの新名品をピックアップ。
王道から一歩進んだ、新しいセレモニースタイルの扉を開いて。
ツイードニットジレ
さらりと1枚プラスするだけでこなれたムード漂うジレは、きちんと+αの洒落感を備えたセレモニー服の新勢力。本格的なファンシーツイードのようでありながら実はニットという作りも、頑張りすぎずにリュクスでありたい大人にぴったり。
シンプルなワンピースにプラスするだけで、気品と遊び心溢れるセレモニースタイルに。
繊細なニュアンストーンにラメ糸がさりげなく煌めき、洗練された華やぎを演出します。
ノーブルでありながら、着心地と纏う空気感はどこまでも軽やか。
カラーセットアップ
定番色を選びがちなセレモニー服だからこそ、鮮度アップと気分チェンジが叶う〝きれい色〟にトライしてみるのもいいアイデア。首元にストーンをあしらい、フックの開閉で印象を変えられるトップスとシンプルなパンツのセットアップなら、合わせやすさや着回し力も申し分ありません。
とろみ素材が心地よいトリアセダブルクロスのセットアップは、透明感のあるミントカラーを選んで、存在感も好印象も思いのままに。このドレーピーな素材だから叶う美しい佇まいは、ツイードニットジャケットを添えることでよりリッチな表情を帯びて。
落ち感ジレアップ
セレモニー服の鉄板、セットアップも年々進化するなか、今季はロングジレ×テーパードパンツのスタイリッシュな組み合わせに注目。しなやかに落ちて体がきれいに見えるのはもちろん、トップスや小物次第でフェミニンにもハンサムにも映える柔軟性が頼りになります。
手持ちのトップスに合わせるだけで、完成度の高いスタイリングが叶う万能コンビ。ライン美を追求したクリーンなデザインだからこそ、ドラマチックなラッフルブラウスとも相性抜群。フォーマルな席にも似合う、凛とした甘さが引き立ちます。
パールニットジャケット
まるでジュエリーのように特別な高揚感をもたらすのが、前たてに贅沢に大粒パールをあしらったニットジャケット。丁寧に編み立てた畦編みニットは肉厚でハリがあり、体型を問わずサマになる立体感が決め手です。
ニットならではの柔和さと、優美なパールの華やぎと。ノーカラージャケットの生真面目さを程よく中和したジャケットを主役に。これだけでじゅうぶん絵になるから、Iラインスカートやシンプルな小物使いですっきりとまとめて。
パールドレス
程よく肉厚で体の線を拾わず、ストンと1枚で品よく決まるフレアワンピースが、
大切なハレの日に自信をくれる。装飾のないシンプルなフェイスと、パール&プリーツデザインが施されたフェイス、どちらも主役の2WAY仕様。
縦ラインを強調するシルエット、首の開き具合、肩周りのフィット感など、細かな部分まで吟味し、潔く1枚で最上級の着映えを約束。後ろ姿で魅せるスタイルも大人の余裕あってこそ。今年ならロングブーツと合わせたクラシカルな着こなしも気分。
4WAYトレンチ
トレンチ、クロップド丈ジャケット、ジレ、レイヤード風トレンチに変化して、セレモニーはもちろんデイリーにも活用できる究極のアウターが完成。きれいめ、モード、トレンド、カジュアルまで網羅し自分色に楽しめる、こんなマルチユースな一枚は他に類を見ません。
風が通るような着流しデザインにこだわり、
バサっと羽織るだけで雰囲気よく決まるのがこのトレンチコートの魅力。華やかなセレモニーシーンなら、共布ベルトでウエストをキュッと絞ったドレスライクな着こなしもおすすめです。裾から透けて揺らめくチュールスカートをのぞかせてレディに盛り上げて。
Art Director:AKIHIRO YASUDA (KEE FACTORY)
Photographer:RIKKI
Stylist : KOZUE ANZAI (COZ
inc.)
Hair & Make : YUKAKO MORINO (Perle Management)
Editor / Writer:YOKO ENOMOTO(TENT)
Model :
YOSHIKO KRIS-WEBB(NLINE)