vol.2【シルク&カシミア】ラグジュアリーな装い、“シャツ”という選択
“書くこと”を仕事にしているくらいなので、文章で想いを伝えるのは好きなほうです。でも、人前で“話すこと”はまるっきりダメ。緊張して早口になってしまったり、「あそこはもっとああやって言ったほうが伝わったかな…」と後悔したり。寝る前にベッドの中でひとり反省会を開いてなかなか寝付けない…なんてこともよくあります。
5年前、私たち夫婦の結婚式のとき。両家の家族やごく少ない友人たちの前で、私の父が挨拶する番になって。さっきまでニコニコと私や私の友人たちと談笑していたのに、急に緊張し、用意した紙とは別のことを途中から話して収拾がつかない状態に。
私はそんな父の横で、思わず泣きながら吹き出してしまって。私と父が同じような顔をして笑った写真が、アルバムに残っています。私の話しベタはきっと父譲りなのだと、諦めた瞬間でした(笑)。
.....続きは本編にて!
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【小林文さんprofile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。
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