今回はこれからの季節にぴったりなサッカー生地の魅力をご紹介します。
サッカー生地は通気性や放湿性が高く、浴衣や甚平などにも広く使われています。
収縮度が異なるタテ糸を組み合わせて平織りし、仕上げに縮ませることで、表面に細かな凹凸のシワが出ます。この凹凸でふっくらと肉感が出ます。肉感がある生地というと厚手のイメージですが、サッカー生地は細番手の糸を使うため軽くて薄地になります。
この凹凸によって生地と肌の間に空気が通り、暑い季節でも肌に張りつかず涼しい着心地になります。また、もともと細かなシワがある生地なので、アイロンをかけなくてもナチュラルな風合いのままイージーケアで着ていただけます。
muucの定番、筆記帳刺繍のシリーズにも、サッカー生地を使ったアイテムがあります。
前身頃の刺繍が特長のブラウスは、左肩開きなので着脱しやすく、後ろファスナーなどが苦手な方にもお勧めです。
静岡県浜松市の遠州織物の工場で作られた上質なサッカー生地を使用しています。長い時間と手間をかけて、生地を数回にわたり揉み練り芯から解し、ふんわり優しい肌触りに仕上げています。化学薬品を殆ど使わず環境に考慮した加工でもあります。
同シリーズのワイドパンツはベルト前部分の刺繍を見せるスタイリングで、ブラウスとセットアップをお楽しみいただけます。ロング丈で生地をたっぷりつかったフレアーシルエットです。後ろ身頃のみウエストゴム仕様で、内側紐でも調節可能です。ホワイトのみ裏地付きです。楽でゆったりとした履き心地でありながらエレガンスな装いを演出してくれます。
同シリーズのワンピースは、前開きデザインなので羽織り(コート)としても着られ2WAYでお楽しみいただけます。裏地は無く、さらりとオールシーズン着ていただけます。