はじめてみませんか?サステナブルで丁寧な暮らし!


日々のちょっとした知恵と工夫で未来に繋がる生活のアイデアをご紹介します。


春は引越しや衣替え、お掃除などの機会が多い「始まり」の季節です。
ご自身のワードローブを見直してみませんか。
もう着なくなったものや、サイズが合わなくなってしまった洋服を捨てるなんてもったいない!
今回は、そんな洋服を使って出来るリメイク・アイデアをご紹介します。


〈その1〉エプロン〈その2〉蜜蝋ラップ/ウェス
〈その2〉の記事はこちらから



〈その1〉エプロン


エプロンは料理や掃除などの時に活躍する、毎日欠かせないアイテムです。
もう着なくなった洋服から自分だけのお気に入りを作って、家事を楽しんでみませんか。
 
〈素材選び〉
天然素材で速乾性のある綿や麻がおすすめです。
身に付けていると重みを感じてくるので、軽い素材を選ぶことも大切です。
リメイクする素材のデザインやディティールを活かすと、縫製の手間などが省けたりします。

〈デザイン〉
今回は2種類のエプロンをご紹介します。
作成していただいたのは「ものづくりクリエーター」“kurumidori”の松原先生です。
それではイメージとポイントを見てみましょう。 


【1】ラップタイプ
ラップタイプのエプロンは全身をガードする身幅の調節が自在で、安定感のある着心地が特徴です。



〈今回の素材〉

裾レースのチュニックブラウス1枚
薄手の麻素材のブラウス3枚
カットソー1枚



〈作成のポイント〉

素材として薄手の麻を選択することで、全身デザインでありながら軽量化を実現しました。胸部分はシャツブラウスの前身と後ろ身を重ね合わせて裁断し、接着芯無しでも厚みを出しました。
①肩ヒモ/ウエストベルトの両端がチュニックのレース部分になるように仕立ててフェミニン度アップ。
②手拭きをぶら下げるためのループを取り付け。(とても便利!)
※ループやベルト通しはブラウスの襟裏ステッチ部分を活用し、ゼロから作る手間を省く。
③ブラウスのボックスプリーツ部分を活用してエプロンの裾広がりに適用。


【2】ギャルソンタイプ
ギャルソンタイプのエプロンは腰回りより下をカバーする、腰ひもで調節可能なスタイリッシュさが特徴です。 



〈今回の素材〉

プリントのスカート1枚(メイン素材)
薄手のシャツブラウス2枚
麻のパンツ1枚 


〈作成のポイント〉

①スカートのホックを活用。本体にホック(メス)を残し、ブラウスで作った手拭きにホック(オス)を縫い付け、ぶら下げれるように。(Cool!)
②元々型紙は裾部分が直線ラインでしたが、スカートの裾をそのまま活用することで丸みのあるデザインのエプロンに生まれ変わりました。処理の手間も省けました。
③スカートのウエスト部分のベルトデザインを活かし、そのままベルト通しやポケット口に使用



〈出来上がり!〉




〈松原先生からのコメント〉

 リメイクの一番のコツは、難しく考えずに楽しむことです。私は素材となる材料の「素材や色・柄、特徴的なデザインやディティール」からインスピレーションを得て、何を作ろうかと考えます。そして心が躍る(創作意欲が高まる)かが最も重要だと思います。
 何をすれば良いかわからない場合、まず型紙を用意してみてください。実際に作業していく中で、型の丈を短くしたり、ディティールを変更することなど、思いもよらない工夫が見つかった時の感動がリメイクの醍醐味かと思います。もう着られない洋服などを新たなアイテムに変えて思い出として残すことができますし、世界に一つだけのアイテムを作れるのは何よりの魅力です。
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