Interview
2月末でTBSを退社し、3月から新しい働き方をはじめたばかりの笹川友里さんと#Newansは共にモノづくりをすることにしました。#Newansが掲げる4つのブランドコンセプト、「共につくる」「誰にでも似合う」「未来を考える」「イージーケア」を体現すべく、さっそく笹川さんとの共同作業がはじまっています。今回、笹川さんがなぜ#Newansと共にモノづくりすることになったのか。これからどんなことをしようとしているのか。どんなモノをつくろうとしているのか。笹川さんのこれまで、そしてこれからに迫ります。
笹川友里さん
制作ADからアナウンサーとして8年間TBSテレビに在籍。物を作る楽しさと言葉で伝える重要性を強く感じ、2021年3月にsetten株式会社を設立。ラジオパーソナリティ、モデレーター、プロダクト開発やコミュニケーションマネジメント、光文社『VERY』の専属モデルとしても活動中。
笹川さんが思う
ファッションに求めるもの
——普段はどんなファッションが多いのでしょう?
子どもを産む前と後で変わりましたね。アナウンサーという仕事もあってワンピースとか、ロケに映えそうなちょっと明るい色のトップスとか。撮影には私服で行くことも多かったので、両方使えるようなものばかり選んでいました。ママになってからは専らパンツスタイルですね。いまの制服は黒デニムに白シャツ。週4くらいそんな感じです。おしゃれは我慢みたいな言葉が前はあったけど、等身大のおしゃれを楽しもうと思えるようになってから、ファッションがもっと楽しくなってきた気がします。
——ファッションに求めるものとは、ずばり?
洗えることが絶対です。鼻水つくし、バナナもつくし(笑)。けど、おしゃれ着は持っていたい。ベビちゃんはおばあちゃんにみてもらって今日は女友だちと!みたいな日用のおしゃれもあるんですけど、それって月に何回かだと思うんですよ。じゃあ残りの28日は何を着るかってなったときに、やっぱりイージーケアで汚されても子どもを怒らずに「OK!大丈夫」って笑って言えて、かつちゃんと自分のテンションが上がる服っていうのはこれから益々需要があると思っています。そういう意味でも#Newansのコンセプトには強く共感するんですよね。
#Newansと共につくりたいと
思うアイテム
——そんな#Newansと共に、どんなモノをつくろうとしているのでしょう?
いま考えているのは、ワンピースとパンツスタイルに合うシャツ。どちらもつくりたいと思っています。あらゆるアイデンティティがある中で、ワンピースに関しては、女性らしさを持ちながら、さらっと着られて一枚で完成するもの。シャツは、どんなボトムスにも合って、ZOOM会議が多いいまトップスだけでしっかりトレンドが入っいてかつちゃんとおしゃれに見えるもの。襟や素材にアイデアを詰め込みたいと考えています。いつか自分の着たい服がつくれたらという思いがあったので、日々かわいいなと思う服をキャプションしたり、おしゃれな人を街中で見かけたらすごい凝視していたので(笑)、そういう中からイメージを起こしたり、なんとなくの概念とか、いろんなところから貯めたアイデアを生かせたらと思っています。
——笹川さん的こだわりを教えてください。
元々シンプルなものが好きなんですが、シンプルで個性がないものは嫌いで、何か一つディテールにひとくせあるとか、素材が少し透けているとか、ちょっと肩が落ちているとか、買うにしても自分的なこだわりがあるんですよね。イージーケアで誰にでも似合うことは大前提ですが、せっかく自分がつくらせてもらうんだから、キルティングだったり襟の詰まり方だったり、何かそういうちょっと笹川らしさを入れてもらいつつ、けどみんながより着やすいモノ、ママの味方になるモノをと思ってつくっています。
——味方になるモノ、欲しいです。
あとつくりたいと思っているのはエプロン。料理が好きですごく作るんですけど、私ってエプロンをしないんですよ。だから汚れるんですけど(笑)、なぜエプロンをしないかというと、自分の中で納得できるエプロンがないからなんです。探しても結局いいと思えるものがなくて諦めていたアイテムだったんですよね。子育てしていると忙しいので、そのまま保育園までお迎えもいけちゃうようなデザインかつ洋服となじみがいいもの。見ようによってはワンピースにも見えるようなものがつくれないかと模索しています。
——つくりたいモノ、ほかにもまだまだありそうですね
マスクとエコバッグもつくりたいです。不織布マスクの安心感って絶対的にあるんですけど、やっぱり長く使えてつけ着心地のいい布でつくれたらいいなと。これも探しても意外とないので、デザインも色もこだわって可愛いものがつくれたらと思っています。エコバッグは買い物にいくとき必ず持って行くんですが、可愛いけどしわくちゃになっちゃったり、便利だけどいまいち可愛くはなかったり、これだというのは正直なくて。毎日使うエコバッグだからこそ、こだわりをたくさん詰め込みたいなと思っています。
——出来上がりが今から本当に楽しみです。
いま、#Newansのチームとすごい頻度で話し合いを重ねているのですが、世代が近いことや同じママだったりすることもあって、あーじゃないこーじゃない言いながらつくっていく作業が本当に楽しいです。マスクの色のサンプルも1,000以上の種類から厳選しているんですが、天然素材の草木染めだったり、きれいなだけじゃなくてサスティナブルだったり。エコバッグの色選びは一生かかるんじゃないかってぐらい迷ったり(笑)。とにかく楽しいです。
——モノづくりが本当にお好きなんですね。
#Newansの熱意もすごくて(笑)。チームのみなさんはまず私が何をつくりたいかを聞いてくれたんですよね。それでいま、本当にゼロからつくらせてもらっている感じです。こんなに深いところからモノづくりに関わらせていただけるとは思っていなかったので本当にありがたくて。つくりながら意識しているのは、どんなモノをつくるにせよ自分よがりになり過ぎないこと。いいモノをつくろうと考えていると、大切な友だちの顔が浮かぶんですよね。あの子だったら着るかしら、この子だったら着るかしらを考えながらつくっていけたらと思っています。
——今後さらに#Newansとつくりたいモノがあったら教えてください。
いまつくっているワンピースとシャツはSSですが、その先のAWでは長袖バージョンもつくりたいと思っています。あとは、かゆいところに手が届くような、欲しいのにありそうでなかったモノをつくっていけたらいいなあと。毎日、当たり前に使っているものをプチ改革するだけで生活の質は上がると思うんです。デイリーユースできるのに日々のテンションを上げてくれるようなモノをつくれたらいいですね。
今後の販売スケジュール
4月22日(木) 予約販売開始
5月7日(金) 販売開始
※スケジュールは変動する可能性がございます
堀川 静 さんフリーランスライター
ファッション誌やカルチャー誌を中心に、広告やWEBマガジン、地方自治体のブックレット、広報誌、コーポレートサイトなど、幅広いジャンルの媒体で執筆。出産後、育児と仕事の両立を図る。現在、新しい生き方、働き方、育て方を模索中。