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Interview 笹川友里さんと“共につくる”
Interview 笹川友里さんと“共につくる”
新しい働き方をする人たちと、“共につくる”

ついに始動した笹川友里さんと“共につくるproject”! その全貌をお見せするべく、実際に#Newansと笹川さんが共にモノづくりする現場にちょっとだけ潜入させてもらいました。「これだけみっちり入るコラボレーションはなかなかない」と業界歴の長いスタッフが言い切るほど、#Newansとのモノづくりにがっつり関わってくれた笹川友里さん。自身初となるモノづくりに込められた想い、こだわりについて生産工程ごとに伺いました。

笹川友里さん

笹川友里さん

制作ADからアナウンサーとして8年間TBSテレビに在籍。物を作る楽しさと言葉で伝える重要性を強く感じ、2021年3月にsetten株式会社を設立。ラジオパーソナリティ、モデレーター、プロダクト開発やコミュニケーションマネジメント、光文社『VERY』の専属モデルとしても活動中。

生産工程

テーマ決定

どんなモノをつくるか、まずはモノづくりの軸となるテーマを決めます。具体的にどんなアイテムをつくりたいのか、どういう機能が欲しいのかなど、キーワードをすり合わせる作業です。笹川さんはこの段階でたくさんのアイデアをお持ちだったので、今回のテーマはスムーズに決定しましたね。

テーマ決定: 想いは最初から合致していました

もともと#Newansのモノづくりには共感する部分が多かったので、実際に自分がどんなモノをつくりたいかということに関して、#Newansチームとは最初から想いが合致していました。さまざまな働き方、アイデンティティがある中で、機能的かつ働く女性の味方になるような服というテーマはそのままに、せっかくなら笹川らしさをちょっとプラスできたらいいなと。生きてるうちにいつか自分にとって理想的な服をつくる機会が一回ぐらいあればいいなと思っていたその時が、まさかこんなに早く来るとは思っていなかったのですが、その時のための妄想ストックリスト(笑)がかなりあったのでアイデアには困りませんでした。自分が好きなモノ、つくりたいモノを#Newansチームに提案したというか共有していただいたかたちです。まず、絶対につくりたいと思ったのはむかしから好きなアイテムでもあったワンピースとシャツ。#Newansがシャツを得意とするブランドということもありますが、シャツやブラウスは個人的にも大好きなので、どんなボトムにでも合う、かつzoom会議などにも映えるトップスをつくりたいと思いました。テーマは迷うことなくすぐに決まりましたね。

テーマ決定: サスティナブルかつ
着け心地のいいマスク

不織布マスクの安心感って絶対的にあるんですけど、できればやっぱり織られた布で、着け心地のいいものが欲しいという思いはマスクの着用が日常化してからずっとありました。サスティナブルな側面でみても、自分で手洗いできて長く使えるものがいい。けど、納得できるデザインでかわいいものって探しても意外となかったんですよね。果たして、繰り返し洗えて、長く使えて、つけ心地のいい素材ってなんなんだろうと、#Newansチームに相談すると、草木染めのナチュラルで素敵な織ものがあるという情報をいただけたんです。サスティナブルで、繰り返し使える丈夫さを持ち合わせた素材……ならばその素材で自分で納得のいくかわいいマスクがつくりたい! と思いました。かたちに関してはこの時点でこうしたいというイメージは自分の中ですでに明確にあったので、マスクは難なくつくれそうだなと、この時点では思っていたのですが……(笑)。

テーマ決定: つくりたいのは毎日使えて
おしゃれなエプロン

お料理が好きで毎日お台所に立っている私にとって、どう考えても必須アイテムなはずなのに使っていないという個人的な課題解決をしたい(笑)。まずそれがエプロンづくりの根底にある個人的なテーマでした。加えて、せっかくつくるなら、外にも着ていけるワンマイルウェア的な要素のエプロンをつくりたいなと、要はおしゃれなエプロンですよね。なぜ私がエプロンをしないのかというと、自分の中で納得できるおしゃれなエプロンがないからに尽きるんです。探しても結局いいと思えるものがなくて諦めていたアイテムだったからこそ、私自身納得のいくものをつくりたいと思いました。子育てしていると毎日とにかく忙しいので、そのまま保育園までお迎えもいけちゃうようなデザインでお洋服とのなじみがいいもの。見ようによってはワンピースやオーバーオールにも見えるようなものがつくれないかと#Newansチームに提案しました。さらに、できたら男女兼用できるようなものがあれば、あらゆる多様性にも対応できるなと。毎日使うものなので機能的なことはもちろんですが、とにかく私自身が使いたいともえるものをつくりたいと思いました。

テーマ決定: 目指したのはすべてを叶える
エコバッグ

ちょうどいい大きさで、耐久性があって、それでいてかわいいという三拍子揃ったエコバッグがなかったので、それをすべて揃えたエコバッグをつくりたい! というのがテーマでした。最初の段階で、ネギやごぼうなど細長いものの収まり方についてや、ワインのボトルがバッグの中で暴れるのなんとかしたいよね! など、#Newansチームのみなさんと日頃のエコバッグの悩みについて話し合いながら総合的なテーマを考えました。細かいディテールについてもこのテーマ設定の段階で決まりましたね。毎日使うエコバッグだからこそ、アイデアとこだわりをたくさん詰め込みたいと思いました。

デザイン考案・素材選定

決定したテーマに沿い、それぞれのアイテムごとに具体的なデザインを考えます。使用する素材を選ぶのもこの段階。笹川さんはデザインに加え素材に関してもたくさんの意見をお持ちだったため選定もスムーズに進みました。ここで上がったアイデアを#Newansらしいかたちに落とし込んでいきます。

デザイン考案・素材選定: “こういう服があったらいいのに”を
かたちに

ここ最近気になっているキルティングやこうありたいと思っているシルエット、襟にフリルをつけたいことなど、デザインについてのアイデアやイメージをお伝えすると、#Newansチームのみなさんがそれをプロの視点で具体的なかたちに落とし込んでいってくれました。特に素材に関しては、洗ってもなるべくシワにならないものでとオーダーすると、それを叶える素敵な素材を提案してくれたので、その違いや特性を聞きながら、納得して選ぶことができました。大好きなシャツやブラウスをきちんと見えし過ぎないように、遊びやこだわりが出せるようなデザインにしたくて、いつかのための妄想ストックからアイデアをたくさん引き出しました(笑)。もちろん丸パクリするわけではなく、この襟の立ち方がかわいいよねとか、裾の丈感がかわいいよねとか、キルティングきてるよねとか、ポイントで入れてみたらどうかなとか。自分の中にある“こういう服があったらいいのに”という想いやアイデアをついばんでみなさんに伝えると、ならこうしたらより良くなるねっていう的確なアドバイスがもらえたので、どんどんイメージが膨らんでいきました。プロのみなさんの意見をもらいながらの作業はとても楽しかったです。服ってこうやってできるんだ! と感動しました。

デザイン考案・素材選定: ほっこり感はデザインで締める

テーマ設定で提案していただいた素材の良さも生かしたいけど、草木染めってちょっとうっかりしたらほっこりし過ぎちゃいそうだなと、ここで若干の不安が出てきました(笑)。ほっこりし過ぎずに、その素材の良さを生かすにはどうしたらいいのか……。そこで、締め色としてひもの部分の色を変え、ほっこり感はデザインで締めることにしたんです。

デザイン考案・素材選定: 追求した機能美、
その先に生まれたデザイン

この段階で、エプロンのデザインは2つ起こそうということになりました。一つは女性らしさのあるワンピース的なデザイン。もう一つは、男性と兼用できるメンズよりのユニセックスなデザイン。私自身がもともと甘々好きなわけではないのもあってユニセックスに使えるものは機能としてだけでなく、デザインとしても納得のいくものをつくりたいと思いました。#Newansチームと話し合い、白シャツに合うものがいいとか、おしりが隠れるほうがいいとか、具体的にどうしたいかということを伝えて、デザインに起こしてもらいます。ポケットは、エプロンによくありがちな前方の位置に配するのは避けたくて、とはいえやっぱり携帯を入れるためのポケットは欲しいよねと、デザインと機能を同時並行していきました。ぱっと見、削ぎ落とされているようなデザインにしたくて、機能美を追求しましたね。ベースとなる生地も結ぶひもの部分も、とにかく素材はシワになりにくいものがよくて。けど、エプロンエプロンしていない素材、お洋服となじみのいい素材で選びました。当初は全く汚れがつかない生地を探したのですが、いや、洗ってすぐ使えた方がよくない? ということになり、やっぱり速乾素材がいいとお伝えすると、#Newansチームからじゃあ洗ったときにすぐ乾く素材にしようという提案をもらって。自分が使いたいと思えるデザインと機能を妥協せずに詰め込みました。

デザイン考案・素材選定: 日頃の悩みを持ち寄りデザイン化

よくある布のエコバッグより縦長設計にしたいというのが最初にこだわったデザインのポイントです。ネギやごぼうなど細長いものって意外と買う機会が多いじゃないですか? 縦長のデザインに関するこだわりは個人的に強めでしたね(笑)。それと折りたたみやすさ。折りたたむのにイライラするようなのは絶対に避けたくて、かつバッグの中に入れても邪魔にならないサイズ感。素材に関しても強度は重要視しました。シャカシャカするタイプの生地が多く出回っていますが、もっと軽くてエコで耐久性が高いものはないのかなという話の中で、タイベックという素材を#Newansチームが提案してくれました。軽くて、強度があって、シャカシャカしなくて、布と紙の中間ぐらいに位置する素材なのでサスティナブルでもある。おかげで素材の選定はすんなり進みました。デザインに関しても、#Newansチームのみなさんからたくさんのアイデアを出していただきました。いちごあぶれちゃわない? とか、刺身は絶対に倒したくないとか(笑)。そうなると、やっぱりまちはしっかり確保したいなと。20代〜40代男女で構成されているチームなので、それぞれのエコバッグの悩みを持ち寄って、それを生かしてデザイン化していったかたちです。

デザイン・素材決定

口頭で話し合っていたイメージやアイデアを絵にし、デザインを可視化していきます。会話しながらラフ画を描き、イメージを共有していく作業です。素材選定で選んだ生地を実際に手にするのもこの段階。MDの経験値からよりデザインに合う素材やディテールについて意見させていただきながら最終的なデザインに詰めていきます。

デザイン・素材決定: 笹川さん的こだわりが
詰まったデザインに

どんなお洋服がつくりたいかというイメージが自分の中で明確にあったことや#Newansチームのみなさんと意見がすんなり合ったこともあって、概ねのデザインは早い段階で決定しました。私が言葉で説明したイメージが会話の中でラフ画としてかたちになっていくのを見るのは楽しい作業でしたね。口頭でお伝えしたデザインを絵に落とし込みながら、スタンドカラーがいいのか普通の襟がいいのか、ここでデザインのディテールを決めていきます。素材に関しても、自宅の洗濯機で洗えることやシワになりにくいことなど欲しい機能がはっきりしていたのと、変わった素材は使いたくないという気持ちがあったのですぐに決まりました。最終的なデザイン画を見て、だったらボタンは小さい方がいいかもとか、やっぱりベルトを付けたいななど意見させてもらいながら微調整を加え、最終的なデザインに詰めていきました。お洋服づくりに関しては、そこまで悩んだり苦戦したというのは今のところないですね。個人的に好きなノーカラーやノースリーブ、気になっているキルティング、おしりまで隠れるトップスなど、笹川的こだわりが詰まったデザインになっているはずです。

デザイン・素材決定: “共につくる”想定外かつ最大の難関

ここではじめて実際にその素敵な草木染めの布を手にしました。肌触りの良さもそうですが、アボカドとかいちごとか、その色ごとにつけられた名前も本当にかわいいんですよね。がしかし、色のパターンが思いのほかたくさんあって、ここから迷いはじめました(笑)。この段階で手にした生地は小さくカットされた状態だったので、マスクの大きさになった時のイメージがつかめなくて。締め色も選択肢が1000ぐらいあって、アイテムの中で一番悩んだところかもしれません。最後はひとり無言になって作業していましたね(笑)。

デザイン・素材決定: こだわったのは後ろ姿と機能性

エプロンエプロンしないエプロンをつくるための挑戦でしたね(笑)。とにかくデコルテ部分にこだわりました。エプロンって、だいたい胸にかかる前の部分は直線じゃないですか? それを変えたくて、曲線にすることにしたんです。その襟のカーブ、そのあんばいをずっと調整し続けましたね。開きすぎても嫌だし、詰まりすぎてもだめ。その調整には苦労しました。もう一つのデザインは、あまりにもシンプルだねということになり、肩ひもを二本にすることに。そのアイデアはこの段階で加わった感じです。あと私の場合、子育てしているのでいつも絶対に腰にタオルをかけて家事しているんですね。なのでそのタオルを挟む用の腰ひもをつけたりもしました。もちろんタオルなんか腰につけないわっていう方は、ひもごと外していただけるデザインになっています(笑)。エプロンに関しても多様性を意識しながらデザインしました。それから絶対的なこだわりとして譲れなかったのは、後ろ姿をきれいに見せるということ。お台所に立つと、基本的に見せるのは背中じゃないですか? だからそこは絶対に譲れない。素材決定も悩みましたね。とにかくシワにならないもの、洗ってすぐ乾くもの、こだわりは揺るぎませんでした。

デザイン・素材決定: デザインと素材はすんなり決定!

アイデアがたくさんあったこと、そして早い段階でバッグのベースとなる生地が決まったこともあって、デザインと素材に関してはすんなり決定しました。
と、ここまではチームみんなでわいわい楽しく進んでいたのですが……

1st サンプル・資材・カラー検討

それまで平面でしかなかったデザインをトワル組みにより立体化。若干の調整を加え、量産予定の生地でつくるのが1stサンプルです。実際にこの段階で笹川さん本人が着用し、気になるところをチェックしながら、その場でデザイナーとパタンナーが生地をつまみ上げたり下げたり微調整を重ねます。笹川さんは背が高めということもあり、今回は160mのスタッフと合わせてサイズ調整をしました。ボタンのサイズや素材、色などの決定に加え、MDが価格を決めるのもこの段階です。…いま思えば、もう少し高くてもよかったのではと思っています(笑)。

1st サンプル・資材・カラー検討: 普段の生活と
すり合わせて再修正

ここではじめて、お洋服づくりの難しさを思い知った感じでした。我ながらすごくいい感じだなと思っていたデザインのシャツが、実際にサンプルとして上がってきてみると、イメージ通りではなかったり、絵だと気づかなかったポイントをここで見直したかたちです。シャツに関して言うと、下の襟の立ち具合はイメージ通りですごく好き! ってなったのですが、パフスリーブの膨みはなかなか思い通りにはでなくて、袖口のとことがちょっとブカブカだったんですよね。そこで袖にボタンを二個つけたらどうだろうというアイデアを#Newansチームからいただきました。ジャガードのワンピースに関しては、サンプルを見て実用的ではないなということになり、ここでデザインを変更することに。お家でもリゾート気分が味わえて、旅先でもシワにならない可愛さと機能を考えて、胸元は開けていたのですが、思いのほか民族衣装みたいで妙にセクシーになって(笑)。実際に目にして手にして着てみて、子育てしながら果たしていつ着るんだこれは、など自分の生活とすり合わせていき、違和感のあるものはこの段階で修正しました。多様性を謳っているのに、果たしてこれで本当に多様に対応できるのかなど、この段階でかなり真剣に悩みましたね。

1st サンプル・資材・カラー検討: 細かい調整を重ねて叶えた
ちょうどいいサイズ感

実際にサンプルで上がってくると、イメージしていたサイズよりも大きくて、修正を4回重ねました。編みものなので、サイズ感が安定していなかったんですよね。工場側では、あと一本編むか編まないか、機械の強さでも変わるし、糸の巻き具合とか、耳にかける部分のきつさも微妙に違ったりして、だいぶ細かい調整をしていただきました。あとはとにかく色の組み合わせについて、本気で悩みましたね。色の選択肢が多かったというのに加えて、ほっこりし過ぎるのだけはとにかく避けたくて、色のやり取りだけで三往復ぐらいしました。実際つくってみると、マスクが一番大変だったかも。

1st サンプル・資材・カラー検討: 目指したのは
誰にでも似合うエプロン

出来上がったサンプルを実際に身につけて、首〜デコルテ回りの調整、シルエットの調整をしました。パタンナーさんに直接生地をつまんでもらって、高さや間隔、カーブなどの細かい微調整です。エプロンのひもやリボンを結ぶ位置にもこだわって、後ろでも前でも結べるようにしようと実際にあらゆる結び方をしたのもこの段階。結果的にデザインの特徴にもなったリボンを横で結ぶというアイデアはここで出ました。もちろん、横で結びたくないっていうアイデンティティの人は後ろで結べるようになっています(笑)。ひもやリボンの素材や色選びには迷いましたね。何パターンもある素材の中から、太さ、厚み、強度、配色と、自分ですべて選ばせていただいたのですが、迷いはじめるときりがなくて(笑)。#Newansチーム、スタッフ総出で、男性女性、世代も超えてみんなで実際に着てみて、誰にでも似合うエプロンを追求しました。

1st サンプル・資材・カラー検討: 悩みはじめた
配色と機能性の追求

ここから悩みはじめます(笑)。一番悩んだのがひもの色選び。バッグのデザインはおおよそいいかなとなったのですが、バッグの配色と馴染むひも、テンションが上がるひもはどれかと考えはじめると難しくて。ベースとなるバッグの生地は3色にしようと決められたのですが、その色にそれぞれどの色を足すか、ポップなのかシックなのか、いろんなバージョンで見比べました。多様性を考えると、それぞれの属性でどう使ってもらえるのか、100色ぐらいある中から相当に迷いましたね。ここで使用するひもの色を二色にするアイデアが出て、さらにここからひもの長さにも迷いはじめます(笑)。肩掛けと手持ちと、垂れ下がっているデザイン的なひも。持ち手の長さを機能的にするにはどうしたらいいか、実際にバッグの中に物を入れて試しに持ってみて、より使いやすい長さを考えました。大きさは、一人暮らしにはちょっと大きいけど、三人暮らしにはこれくらいないとねと、いろんな家庭を想像しながら、ちょうどいい大きさに着地したと思います。

2nd サンプル検討・展開カラー決定

1stサンプルの修正箇所を踏まえ、デザインをブラッシュアップします。1stサンプルでは一色だけだったアイテムもここでいくつか色のパターンを並べ、何色展開にするかを決定。納得のいくところまで細かな調整を重ねるので、アイテムによってはサンプルの検討/確認/修正作業を何回か繰り返すことも。実際に笹川さんとの現場では何度もサンプルをつくり直すなど妥協のないモノづくりとなりました。

2nd サンプル検討・展開カラー決定: 完成!日常に特別感を纏う服!

1stサンプルで気になっていたシャツの袖のふくらみ問題は#Newansチームのアイデアにより無事解決。当初のイメージ通り、きれいなシルエットが再現できて大満足しています。カラーバリエーションも当初の予定から一色増えたりとか、デザインに合わせたカラーが選べたと思います。ジャガードのワンピースに関しても、やたらセクシーだった胸元問題は解決され、包みボタンで素敵な仕上がりに。袖口の部分も開くかすぼめるかで迷っていたのですが、ここできゅっとすぼめるデザインに落ち着きました。自分自身が実際に着て、いろんな態勢になってみて、納得のいく着心地の良さに到達したかたちです。気になっていたキルティングのデザインを取り入れたワンピースとシャツは、一見すると同じデザインに見えますが、それぞれ使用しているボタンが違ったり、シャツの方はよりモードを意識していたり、ディテールを微妙に変えて、かなりこだわりを詰め込んでいます。きなりワンピースのポイントは襟。基本的に襟が立ってるデザインが好きなのに甘いのは苦手という個人的こだわりを生かした仕上がりになっています。どのお洋服も着ていて特別な感じがするっていうアイテムにしたかったので、シンプルでありがならすべてのお洋服が日常に特別感を纏える出来栄えになったと思います。

2nd サンプル検討・展開カラー決定: 一番の難関を乗り越えて、完成。
納得のマスク!

デザインに関しては、最初からこうしたいというかたちが明確にあったので、工場での織りの調整が済むと思い通りのかたちに仕上がってきました。が、配色に関してはまだ納得がいかず、最後までだいぶ直しを入れました。色の組み合わせって悩みはじめるとエンドレスで。実際マスクに関しては、3rdサンプルまでつくってもらいました。振り返ってみると、マスクづくりが一番大変でしたね。顔につけるものだし、特にマスクへの着け心地って、きっと誰もが悩んでいることだと思うので、最後の最後まで妥協はできませんでした。そして、ついに納得のいくマスクが完成しました。

2nd サンプル検討・展開カラー決定: 女性らしいシルエットと
ユニセックスなアシンメトリー

微調整に結構こだわって、さらにもう一回サンプルをあげてもらいました。首にかけるリボンのところが、とにかく「ギュイン」ってなるのが嫌だったんですよね。そんな「ギュイン」てなるのが嫌っていう、ちょっと普通では伝わりづらい説明も、#Newansチームは理解して、アウトプットに生かしてくれました。#Newansチームとだからできた逸品です(笑)。それまで納得できるエプロンに出会っていなかったというのもあって、とにかく自分が納得できるまで追及したかったんですよね。お洋服とエプロンの中間に位置するようなデザインということで、とにかくすごいこだわったし、最後まで妥協しませんでした。自分でも納得の一枚です。二つひものデザインは肩ひもの華奢さやスカート部分のフレアなシルエットで女性らしさを、ユニセックスなほうはアシンメトリーでシンプルなデザイン。腰から折って使えるところもこだわりで、旦那さんやパートナーに折って渡してあげる絵はもうすでに自分の中でできています。二つともおしりがすっぽり隠れて、後ろ姿がきれいに見える仕上がりになりました。機能的なポケットや着痩せして見えるところもポイントです。

2nd サンプル検討・展開カラー決定: 最後まで妥協のないモノづくり

ひもの配色について、1stサンプルの段階でひとしきり悩んだので、色に関してここでは悩むことも迷うこともありませんでした。その代わり、最後に悩んだのは、バッグのビジュアル的なデザインの要になるひもの長さ。テープで止めて、もう少し長く、もう少し短くと、かなり細かい調整をしましたね。色でさんざん悩んだあと、最後は長さで悩みました。このエコバッグのひもの長さにはかなりのこだわりが隠されています。実際に手に持って、実物を見ていただきたいです。

PROJECT2

新しい働き方を
する人たちと
共につくる

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