はじめてみませんか?サステナブルで丁寧な暮らし!


日々のちょっとした知恵と工夫で未来に繋がる生活のアイデアをご紹介します。


刺しゅうを始めてみたいけど、道具を揃えるのは大変そう…
そんな風に思ったことはありませんか?
実は身近な「洗濯ネット」が刺しゅう布の代わりになるんです!
マス目が大きくて見やすいので、初心者でも気軽に刺しゅうを楽しむことが出来ます。

〈用意する物〉
・洗濯ネット 型くずれ防止タイプ 
・刺しゅう糸



 洗濯ネットは、穴が直線に空いているものが刺しやすくおすすめです。

〈使用する道具〉
・刺しゅう針
・糸切りハサミ
・ハサミ


~準備編~

刺しゅう枠を作ります。
洗濯ネットのフタの部分をハサミで切ります。
周りのファスナー部分も切り、中のプラスチックの芯を取り出します。

丸い枠を作るために余分な箇所を切り落とします。
大小2つの枠が出来ます。

※メーカーによって仕様が異なる場合があります。

ネットの上に小さい枠を重ねて、サインペンで円を描きます。
円より1cm程大きめに丸く切ります。

ネットの端を枠に巻きこむように縫います。
刺しゅう枠の完成です。


~基本の刺し方~

ハーフステッチとクロスステッチの刺し方を紹介します。

〈ハーフステッチ〉


糸を針に通して、ネットの裏から表に糸を通します。
左下①から右上②へ針を通して斜め線を作ります。
これがハーフステッチです。

〈クロスステッチ〉


先程と同じ様に、左下①から右上②へ針を通して斜め線(ハーフステッチ)を作ります。
次に右下③の裏から左上④へ針を通すと1マスが「×」の形になります。
これがクロスステッチです。


〈連続して刺すハーフステッチとクロスステッチ〉
連続でハーフステッチを作った後に、戻るようにクロスステッチを作ると簡単です。


先ほどの手順と同様に①②③④⑤⑥の順に連続で刺します。



次に、①②③④⑤⑥の順に戻りながら刺します。
1マスずつ刺すよりも早くて楽です。


〈裏側〉


 刺しゅうの場合は玉止めは不要です。
     縫い始めと終わりは糸を2~3㎝程残しましょう。



~作り方編~

模様に挑戦!3種類のデザインを紹介します。


1.ボーダー

同じ色の糸で横一列に刺していきます。

〈用意する物〉
刺しゅう糸3色、刺しゅう枠(小)

1段目、紫の糸で枠の端から針を通し、横一列にクロスステッチで刺していきます。

2段目、ピンクの糸に替え、端から同様に刺していきます。

 間隔を開けないようにしましょう。

3段目、黄色の糸に替え、同様に刺します。

色の順番に気をつけて刺しましょう。

隙間がある場合は、同じ色で埋めると更にきれいに仕上がります。

 クロスステッチが出来ない場合はハーフステッチで仕上げます。

〈出来上がり〉
鮮やかな3色ボーダーが出来ました。


2.チェック柄

2色の糸を交互に刺していきます。

〈用意する物〉
刺しゅう糸2色、刺しゅう枠(小)

1段目、端から1マスおきに水色の糸でクロスステッチを刺します。

空けておいたマスにオレンジの糸でクロスステッチを刺します。

 色が重ならないようにしましょう。

2段目、1段目と色が交互になるように刺していきます。

糸を替えずに、まとめて刺す方法もあります。

〈出来上がり〉
おしゃれなチェック柄が出来ました。


3.ハート柄

図案を元に刺していきます。

〈用意する物〉
刺しゅう糸2色、刺しゅう枠(大)

図案(ハート柄)
※クロスステッチ ハート 図案 で検索すると色々と出てきます。


ハートの位置を決め、図案と同じ様に、1段目から6段目まで、1・3・5・7・9・9マスの順で刺していきます。

 柄全体が枠に収まるように刺しましょう。


7段目、4マス刺し1マス空けて4マス刺します。
8段目、1マス空けて2マス刺し、3マス空けて2マス刺します。
ハートの完成です。

大きさの違うハートを刺しました。

次にまわりを刺していきます。

ハートが目立つように、まわりの部分はクロスにせず、ハーフステッチで刺しました。

〈出来上がり〉
かわいいハート柄が出来ました。

壁に掛けるとインテリアになります。


刺しゅうは、力を入れずに1マスずつ整えながら刺すときれいに仕上がります。
クロスの向きを揃えて刺すこともポイントです。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。
次回のコラムもお楽しみに。

 

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